犬や猫には、穀物を使っていないフードの方がいいと聞きましたが、本当ですか?
必ずしも穀物が犬や猫の食事適さないということではありません。犬や猫は本来、穀物を食べないからという理由で、原材料に穀物を使用していないフードが良いと言われることがありますが、適切に加工された穀物であれば、犬や猫にとっても必要な栄養素の優れた供給源になります。
例えば、ロイヤルカナンが原材料として使用している、小麦から精製される小麦グルテン(タンパク質)は、余分な食物繊維や脂肪分を丁寧に取り除いてあるため、消化率が90%以上にもなります。これは何も加工されていない豚肉よりも高い消化率です。
今まで食べていたフードを急に食べなくなりました。また、食べるようにする方法はありますか?
フードを温めると、香りも強くなり食べるようになることがあります。ドライ製品をぬるま湯でふやかす、ウェット製品または、ドライ製品を耐熱の容器に与える分だけを移し電子レンジで短時間温める、などの方法で、37~38度くらいに温めてみることをお勧めします。
食器を置く高さや食器の材質を変えてみることで食べ方に変化があることもあります。嗜好性を考えた場合、最もおすすめの食器は陶器製で、続いてガラス・プラスチック・ステンレスの順です。
また、猫は食事に対する好みが変化しやすいことが知られています。そのため、それまでよく食べていた食事であっても、急に食べなくなることがあります。また、タンパク質の少ない食事は、続けて与えていると、やがて食べなくなることが多いこともわかっています。
猫がそれまで食べていた食事を食べなくなった場合は、匂い、食感、タンパク質含有量などの異なる食事に変更すると、食べるようになることが多いようです。
季節の変わり目や、体調の変化などでも食欲に変化が見られることがありますので、ご心配な場合は、動物病院へご相談いただく事をお勧めいたします。
フードを噛まずに丸呑みしてしまいますが、問題はありませんか?
犬や猫の歯は人間の歯とは異なり、良く噛んですりつぶすことはあまり得意ではありません。
そのため、丸呑みしても特に問題はないと言われています。
ただし、吐き戻したり、食べ過ぎて肥満の原因になったりすることもありますので、一気に食べようとする場合は、ドライフードを軽く湿らせる、落ち着いて食べられる静かな場所で与える、なるべく噛んで食べるように粒の大きさを調整したフードに変更するなどの工夫をしてみてください。
同じ食べ物を食べ続けていると、アレルギーになりますか?
食べ物に対してアレルギーを起こすようになってしまう仕組みについては、まだ詳しくわかっていません。
実際には、ずっと同じものを食べ続けてもアレルギーを起こさないことのほうが圧倒的に多いのです。
そのため、元々アレルギーを起こしやすい体質の犬や猫がいるのではないかと考えられています。
手作りの食事の方が犬・猫のために良いと聞きましたが本当ですか?
手作り食でももちろんかまいませんが、犬や猫は必要な栄養素が人間とは大きく異なるため、適切な栄養バランスの食事を手作りするのはかなり大変です。
ロイヤルカナンでは、犬や猫の個々に必要な栄養バランスに合わせてフードをお作りしていますので、安心して毎日の食事としてお与えいただけます。
ドライフードは開封後どれくらいの期間で、食べ終わったらよいですか?
ロイヤルカナンの製品は、風味と品質を保つため、窒素充填包装を行っていますが、開封することで空気と触れ、風味が薄れていきます。
最後までおいしく食べていただくためにも、1ヵ月~1ヵ月半程度で食べ終わることをおすすめします。
パウチ・缶・トレイ製品は開封後どれくらいの期間で、食べ終わったらよいですか?
開封後は冷蔵庫に保管し、なるべく2日以内にご使用ください。
ドライフードを開封後、美味しく長持ちさせる方法はありませんか?
開封後は、1ヵ月から1ヵ月半くらいで使い切ることをお勧めしております。開封し空気に触れることで風味が徐々にうすれます。
風味を長持ちさせるためには、例えば、ある程度の日数分ずつ小分けにする、その日食べる分だけあらかじめ取り分けておく等、製品粒が、空気に触れる回数を少なくするとよいでしょう。
小分けにされる場合は、光を通さない袋や容器をお使いいただくことをお勧めいたします。
ドライフードの賞味期限はどこに記載されていますか?また、読み方を教えてください。
パッケージ裏面、下部に、左側から、日/月/年(西暦の下二桁)の順で記載されています。
日/月/年 以降の4ケタの数字は製造時間、それ以降は、工場識別トレーサビリティコードになります。
製品により、日/月/年、4ケタの数字の製造時間、それ以降の、工場識別トレーサビリティコードが、上下に分かれ二行で印字されているものがありますが、記載内容は、一行で印字されているものと同じです。
ドライフードの粒がべたついているときがありますが、与えても大丈夫ですか?
ロイヤルカナン製品は、粒の表面に独自の製法で配合したフレーバーを使用しています。
このフレーバーに含まれる油脂成分は、犬や猫が粒を口にしたときに、美味しく感じるよう口どけの良い、比較的低い温度で溶けやすいものを使用しています。
そのため、気温など環境の影響で、油脂成分が粒表面に溶け出し、べたついて見えることもあります。製品の品質に問題ありませんのでご安心ください。
同じ製品を使っているのに、いつもとフードの色が違うような気がします、どうしてですか?
犬や猫はフードの色で食べ物を選ぶことはありませんので、ロイヤルカナンの製品に着色料は一切使用していません。
ロイヤルカナン製品の原材料は、天然由来のものを使用しているため、原材料の産地や収穫時期によって原材料の色が変化することがあります。
天然由来の原材料の色の変化により、製造毎で製品の色にもばらつきが生じますが、品質に問題はありませんのでご安心ください。
ドライフードの粒の大きさ・形がいつもと違うような気がします、どうしてですか?
ドライフードは、1粒1粒、型抜きして成形しているものではありません。原材料を調合後、水を加え生地の状態にし、エクストルーダー(押出成型機)という機械を用い、高温・高圧を加えて連続的に調理しています。
柔らかい状態の生地は、押出口にある粒の形に穴が開いたダイ(型)から押し出され、回転式カッターで切断されます。このとき、高温・高圧状態から大気中に放出されることにより、生地は一気に膨張し気泡をたくさん含みます。
その後の乾燥工程等を経て、ドライフードが出来上がります。
ロイヤルカナン製品は、消化性を高めるため、また、食べた時の滑らかな舌触りを実現するため、原材料をより細かく粉砕して使用しています。
細かい粒子サイズの原材料を使用すると「生地を高温高圧の状態から大気中に放出し膨らませる」工程のコントロールが非常に難しく、できあがる粒の大きさや形にばらつきがでることがあります。
粒の形や大きさのばらつきが品質や消化性、栄養価に影響をあたえることはございませんのでご安心ください。
フードの匂いがとても強いように感じますが、どうしてですか?
犬や猫は、フードの見た目ではなく、まず匂いでフードをを選びます。
そのため、ロイヤルカナン製品は、独自の製法で犬や猫の嗅覚を刺激するフレーバーを配合しています。
犬や猫が最も喜ぶ匂いで、食事に興味がわき、おいしく食べていただけるよう工夫しています。